プリーツ焼結ステンレス鋼メッシュカートリッジは、全金属構造、広い有効ろ過面積、洗浄・再生の可能性が求められる産業用途で検討されます。ただし、性能や寿命は製品名だけで決まるものではありません。ろ過精度、流量、媒体、温度、圧力損失、洗浄方法およびハウジング条件を合わせて評価する必要があります。

1. 構造の耐久性を評価

多層のステンレス鋼メッシュを焼結接合し、ろ過層と支持層を一体化した構造です。接着剤やポリマー製ろ材に依存しないため、適切に選定された条件では圧力変動や洗浄工程に対応しやすくなります。実際の適合性は、媒体の腐食性、温度、差圧、流れ方向および端部構造を基に確認します。

織り目と長手方向のひだが確認できるプリーツ焼結メッシュフィルターです。
織り目と長手方向のひだが確認できるプリーツ焼結メッシュフィルターです。

2. ろ過面積・流量・設置スペース

焼結メッシュをプリーツ加工することで、同じ外径の円筒形エレメントより有効ろ過面積を増やせる場合があります。これにより面積当たりの流量負荷を抑え、圧力損失の上昇を緩やかにできる可能性があります。効果はプリーツ高さ、ピッチ、エレメント長さ、流体粘度および固形分負荷によって異なります。

3. 用途に合わせて確認できるろ過精度

SSプリーツメッシュフィルターエレメントのろ過精度は1~1,000μmの範囲で選定します。必要な捕集性能は、メッシュの織り方、線径、層構成および評価方法に左右されるため、対象粒子と要求する保持基準を明確にしてください。

4. 長期運用コストを抑えられる可能性

付着物を適切に除去でき、洗浄後の流量、圧力損失および捕集性能が受入基準を満たす場合、再使用によって交換頻度と廃棄量を減らせる可能性があります。ただし、洗浄回数や寿命を一律に保証することはできません。総所有コストは、初期費用、洗浄費、停止時間、検査および交換周期を含めて比較します。

5. 高温・高圧用途は条件ごとに評価

連続・間欠使用温度の上限は、完成品構造、合金、シール、媒体、圧力および保持時間に対応する試験根拠で確認してください。全カートリッジ共通の温度定格は示していません。 許容圧力および差圧は、外径、長さ、プリーツ形状、補強、溶接、接続、温度、媒体およびハウジングによって変わります。

選定早見表:用途ごとの確認事項

検討項目期待できる利点確認すべき条件
限られた設置スペースプリーツによるろ過面積の確保外径、長さ、流量、許容圧力損失
洗浄・再生運転交換頻度を減らせる可能性付着物、洗浄剤、温度、再検査基準
高温または圧力変動全金属構造による形状安定性材質、雰囲気、差圧、端部構造
既設ハウジング寸法と接続のカスタム対応図面、許容差、シール、流れ方向

よくある質問

どのようなろ過精度を選択できますか?

1~1,000μmの範囲から、対象粒子、必要な保持性能、流量および圧力損失に合わせて選定します。公称値と絶対値を混同せず、採用する評価方法を仕様書で確認してください。

何回洗浄して再使用できますか?

固定回数では回答できません。付着物、運転差圧、洗浄方法、温度、腐食状態および洗浄後の検査結果によって判断します。再使用前に流量または圧力損失、外観および必要な捕集性能を確認してください。

どの洗浄方法が適していますか?

逆洗、液体洗浄、化学洗浄、超音波洗浄などから、汚れの性状と材質適合性に基づいて選定します。洗浄剤の濃度、温度、接触時間、すすぎおよび乾燥条件は、実際の工程で検証が必要です。

ろ過条件についてFILTUREにご相談ください

見積り依頼には、ろ過精度、流量、媒体、温度、運転圧力、許容圧力損失、外径、長さ、接続、シール材、洗浄方法および必要書類をご提示ください。